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移動養蜂を続けて60年【島根県・8月3週号】

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 【島根支局】50年ほど前に浜田市金城町波佐に住まいを構え、浜田市と鹿児島県の2カ所を拠点に養蜂業を営む鹿児島県出身、加治木養蜂場の加治木魁(いさお)さん(76)。季節に応じ移動しながら養蜂業を60年間続けている。
 加治木さんは、4月上旬から鹿児島県でのレンゲの花や菜の花の採蜜が終わると、5月中旬から同町に咲くトチの花の採蜜が可能となるため、約500箱のセイヨウミツバチのうち蜂箱約180箱をトラックに積み込み金城町へ。季節に応じた移動で効率的な養蜂ができる。
 加治木さんは「島根の恵まれた自然と、多くの人の助けで養蜂を60年間続けられました。皆さんの支援に感謝して、これからも良質な蜂蜜を作り、恩返しをしていきたいですね」と笑顔で話す。

〈写真:「スズメバチ対策が必要」と加治木さん〉