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甘く肉質も良い「慶徳タマネギ」復活へ始動 ―― 福島県喜多方市・会津伝統野菜「慶徳タマネギ」栽培・普及の会(3面・暮らし)【2015年8月3週号】

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17戸で1万玉を作付け予定
 「喜多方市のオリジナル品種をなくすのはもったいない。栽培を通じて地域を活性化していきたい」と福島県喜多方市慶徳町の山内健一さん(66歳、アスパラガス80アール、水稲24ヘクタール、林業など)は話す。4月に設立した「会津伝統野菜『慶徳タマネギ』栽培・普及の会」(会員17戸)の会長を務め、生産者が少なくなった「慶徳中甲高黄(慶徳タマネギ)」の復活を目指している。今年から試験的に栽培を始め、会員全体で1万玉を作付ける予定だ。栽培方法の確立や品種改良を進めて増産を実現した後は、6次産業化による地域活性化を構想する。

(3面・暮らし)

〈写真:「採種用タマネギの生育は順調で200玉から6~8リットルを収穫する」と山内さん〉