ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

農水省/15年産米の過剰作付け「ほぼ解消」 需給改善へ大きく前進(2面・総合)【2015年8月3週号】

 農林水産省は7月31日、食料・農業・農村政策審議会食糧部会(部会長・中嶋康博東大大学院教授)を開き、平年作なら2015年産米の生産数量目標は「ほぼ達成される」との見通しを示した。飼料用米などへの転換が大幅に進んだためで、過剰作付けは千ヘクタール程度に大幅圧縮される見込み。需給改善への期待から米価は回復の兆しも表れ始めた。ただ、目標が達成されても民間流通在庫量は過去の平均水準(200万トン)より多く、今後の作柄次第では需給緩和の可能性も残る。また、14年産の低米価でも米の消費減退には歯止めがかからなかった。今後の需給安定の鍵を握る飼料用米も国庫財源への依存度が高く、継続性に対する生産現場の不安感が強い。米の需給状況などを話し合った。

(2面・総合)