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中山間地域/トウモロコシ3種、ブドウ40種 品種の個性で勝負 ―― 岡山県吉備中央町・吉備高原ファーム(1面)【2015年8月3週号】

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「条件不利」でも経営拡大へ
店舗と宅配で全量販売

 「中山間地などの条件不利地でも、継続可能な農業のビジネスモデルを確立したい」と話す山本陽子さん(57)。代表を務める岡山県吉備中央町田土の有限会社吉備高原ファームでは、中山間地域で14ヘクタールの農地を集積してトウモロコシやブドウなどを栽培し、自営の直売所と宅配でほぼ全量を直販する。トウモロコシは生でも食べられる3品種、ブドウは40品種以上を作付ける。品種の個性や希少性で差別化を図り、詰め合わせは人気商品だ。高齢化が進み離農が増える中、水田を畑地化して土地利用型作物を作付けて規模拡大を図り、農地保全に努めている。

(1面)

〈写真:今年1月から正社員として働く小田晴己さん(19歳、右)にブドウの摘芯作業を教える山本さん〉