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カットフルーツでのシェア拡大へ報告会 加工向け果実で産地再興(2面・総合)【2015年8月2週号】

 農林水産省農林水産政策研究所は7月28日、カットフルーツへの国産果実利用に向け、販売・消費の現状分析や国産リンゴの仕向け拡大をテーマにした研究成果報告会を開いた。独自調査をもとに、カットフルーツの販売量は増加傾向にあり、安全・安心への信頼感などから国産ニーズは強いと説明。反面、安定取引の確保や供給体制の整備などを課題に挙げ、国産リンゴではカットフルーツ向け専用園の必要性などを提起した。農家の高齢化や離農増加に苦しむ果樹産地の活性化には、国産果実の消費拡大が欠かせない。カットフルーツなど増加する加工品需要における国産シェア拡大に向け、官民挙げた取り組み強化が求められる。

(2面・総合)