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和牛肥育/濃厚飼料に地元産飼料用米 飼料費1割削減 ―― 島根県出雲市・藤江昭雄さん(9面・営農技術)【2015年7月4週号】

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 「地元産の飼料用米を使うことでコスト削減しながら、米を食べて育てた牛だという付加価値販売ができる」と島根県出雲市で黒毛和種340頭を肥育する藤増牧場の藤江昭雄さん(74)。もみ付きの飼料用米をJAしまね出雲地区本部から購入し、濃厚飼料の20%を代替して給与する。生後8カ月齢で仕入れた子牛に、4週間のならし期間を設けて、代替する飼料用米の割合を調節して与える。肥育した牛はほぼ全量を「まい米〈まい〉牛〈ぎゅう〉」として自らが経営するスーパーマーケットや焼き肉店で販売し、経営の安定につなげている。

(9面・営農技術)

〈写真:「餌の給与は朝昼晩の1日3回。飼料用米を導入して飼料コストが約10%削減した」と藤江さん〉