山形県のNOSAI置賜(置賜農業共済組合、平弘造組合長)は農業生産性の向上や損害防止を目的に水稲生育調査を実施する。管内の13圃場で草丈や茎数、葉数、葉色などを定期的に調査し、収穫期には食味・品質検査も行う。結果はホームページ(HP)や広報紙、調査圃場近くの掲示板を通じて農家に情報提供する。生育状況から肥培管理などを判断する材料に活用されている。
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「調査結果をもとに自分の稲の生育と比較して栽培に活用している。掲示板を参考にする地元農家からも助かったとの話を聞く」と、米沢市窪田町矢野目の水稲農家・渡部清一さん(66)は話す。
(5面・NOSAI)
〈写真:生育状況について話す渡部さん(右)とNOSAI職員。掲示板に調査結果が記録されている〉