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農水省/気候変動適応計画の骨子示す 高温対応技術の開発を推進(2面・総合)【2015年7月3週号】

 農林水産省は3日、地球温暖化に伴う農林水産分野の影響緩和策などを示す気候変動適応計画の骨子を示した。農業では、高温耐性を持つ水稲品種の開発やリンゴでは標高の高い場所の果樹園の整備などを盛り込んだ。8月に閣議決定する政府全体の適応計画に盛り込む。米や果樹の品質低下をはじめ、害虫の北上や豪雨発生頻度の増加などすでに気候変動の影響は顕在化しており、持続可能な農業生産の確立には、的確な対応や対策が必須となっている。地域ごとの環境変化やすでに影響が現れている生産現場で実施されている対策などの情報も共有しながら、国全体でリスクの低減・回避に向けた総合的な取り組みを強化していく必要がある。

(2面・総合)