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繭産地復活へ 桑を植樹【長野支局・2015年6月4週号】

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 【長野支局】明治から昭和初期にかけて製糸業が栄えた岡谷市――。同市川岸地区の「三沢区民農園」(伊藤和好会長=72歳、会員約30人)では、岡谷産繭の復活を目指して、昨年9月から農園内にある施設で、蚕2千頭の飼育を始めた。
 餌は農園内で加工用に栽培している桑を使っているが、足りないため、桑の葉集めに苦労しているという。そこで昨年11月、農園では市と協議し、千坪を借り受ける手はずが整った。今年4月から荒れていた土地を整備。5月の連休に桑の苗木2100本を植樹し、栽培している。
 「会員の協力を得ながら、地元産の繭がしっかり出荷できるよう準備したい」と伊藤会長は話す。

〈写真:桑を手入れする伊藤会長〉