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福島第1原発事故後 ワラビ初出荷【岩手支局・2015年6月4週号】

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 【岩手支局】東日本大震災発生以降、野生の山菜に出荷規制がかかる中、一関市の「みちのく食文化を守る会」(那須元一会長=55歳・同市東山町)が栽培を続けるワラビが先ごろ、待望の初出荷を迎えた。
 2013年6月、那須さんは「地場産の山菜を復活させたい」と、同調する仲間15人で会を設立。同年11月からワラビ栽培に動き出した。今年5月には3アールの圃場区域で収穫ができるまでになったという。
 今後について那須さんは、「段階を踏んですべての圃場で収穫ができるようにしたい」と決意を新たにする。

〈写真:育てたワラビを収穫する小野寺さん〉