近年は猛暑となる年が多く、今夏の動向が気になるところ。夏場に向け園芸用ハウス内の気温が急激に上昇することにより、栽培作物の収量減や品質低下を防ぐ対応を心掛けたいもの。また、作業労働の効率低下や作業者の健康への影響も心配される点だ。園芸ハウス内の気温を低下させる手段としては、換気や遮光、細霧冷房などの手段があるが、これからできる園芸用ハウスの暑熱対策の基礎知識について、日本大学生物資源科学部の佐瀬勘紀教授にポイントを聞き、本紙で要点をまとめてみた。
(13面・資材)
〈写真:ガラスハウス前で、側面からの換気と天窓からの換気の大切さを説明する佐瀬教授〉