自家産野菜をふんだんに使って腕振るう
「気軽に立ち寄って、私たち農家が日ごろ食べている料理を味わってほしい」と話す、仙台市若林区日辺(にっぺ)で農家レストラン「畑の中のごはん屋ちょっこら」を切り盛りする加藤一さん(62)、和江さん(57)夫妻。自宅の庭にある畑15アールで栽培するサニーレタスやカブ、トウモロコシなど約20種類の野菜を使った料理を振る舞う。ベレー帽に蝶(ちょう)ネクタイ、ワイシャツ姿で配膳係を担当する一さんは、ちょっこらの「看板じじい」だ。自家栽培の野菜を中心とした農家ならではの素朴な味と、笑顔を誘う二人の掛け合いが、訪れる人をもてなしている。
(3面・暮らし)
〈写真:「農業一筋で、接客は初挑戦だったけど、今ではすっかり看板じじいです」と一さん〉 〈写真:「野菜本来の味を生かせるように薄味を心がけています。庭先で収穫できるので新鮮ですよ」と和江さん〉