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梅干し、ジャム、ピューレ、ふりかけ... 完熟ウメで加工し差別化 ―― 福井県おおい町・企業組合「うめっぽ」(13面・流通)【2015年6月2週号】

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 ウメ農家13人で組織する福井県おおい町岡安の企業組合「うめっぽ」は、70アールで「紅映〈べにさし〉」などを栽培し、主に梅干しやピューレを製造して販売する。原料には、樹上完熟させた「木成り完熟梅」を使い、差別化を図る。梅干しを漬けたときに出る梅酢で梅じおを作ったり、生理障害果のしこり部分を除いて梅肉やふりかけにするなど無駄なく使う。ピューレやジャムは業務用も対応し、製菓店などに卸す。どら焼きやようかんは製造業者から買い戻して梅干しと一緒に販売するなど、加工品を充実させている。

(13面・流通)

〈写真:梅干しを選別してパック詰めする〉