「野菜作りを通じた人との出会いやコミュニケーションを大切にしている。農業の楽しさ、大切さを伝えていきたい」と話す、「NPO法人がんばれ農業人」の代表を務める竹下保さん(76)。同法人は、埼玉県所沢市下富に「共同耕作・均等配分」型の体験農園「トコトコ農園」を開設し、管理・運営する。地域住民を中心とした会員(39人、家族と合わせ約50人)が約54アールで40種類以上の野菜などを共同で栽培し、収穫物は公平に分け合っている。今後も現状の規模を維持し、多くの人が楽しみながら参加できる農園を続けていく考えだ。
(3面・暮らし)
〈写真:休憩時間は会員が手作りした休憩所でとる。左から2人目が竹下さん〉