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リンゴの果実酒 ―― 地元で製造開始 町おこしに期待【北海道支局・2015年6月1週号】

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 【北海道支局】深川市の深川振興公社では、地元産リンゴを使った果実酒「ふかがわシードル」を販売している。
 果実酒造りは2010年に醸造会社に委託して始まった。昨年7月、市内に農産物加工施設が完成したことから、地元での製造をスタート。コストが抑えられ、安い価格での販売が可能となった。
 原材料には深川産の「つがる」「ハックナイン」の他20種ほどを使用。アルコール分は5%だという。
 リンゴを供給する同市音江町の田川大輔さん(38)は「町おこしにつながる一品になりました。観光や道の駅などで深川のリンゴをPRして消費拡大につなげたい」と話す。
 初回は700本を道の駅など市内4カ所で販売。道の駅の試飲コーナーでの反応は上々で、試飲後に購入した男性客からは「香りも良く、飲みやすい」と好評だった。
 各販売所とも初日から売れ行きは好調で、道の駅では用意されたおよそ300本が初日で完売した。



〈写真:ふかがわシードル。200ミリリットル入り378円、375ミリリットル入り685円(いずれも税込み)〉