【福島支局】自家産リンゴを使ったパウンドケーキ「りんごケーキ」を今年3月から商品化している白河市東上野出島の北條睦子さん(54)は、「苦労したのは、甘いケーキに負けないリンゴの存在感を出すこと」と思いを話す。
製造を委託している業者と試作を重ね、「栽培している約20品種の中から、一番酸味が強い品種を選びました」と話す。
家族で、リンゴ、ナシ、モモ、ブドウを中心に、約3ヘクタールで果樹を栽培。りんごケーキは、企画から販売までに5カ月を費やしたという。
利用客の目にとまるようにオリジナルロゴを作るなど、包装資材にも力を入れた。「多くの方に支えられて出来上がったこの商品は、自分の子供のようにかわいいです」と北條さんは話す。
〈写真:商品を手に北條さん〉