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蜂蜜のジャムやせっけん ―― 養蜂業をPR【島根支局・2015年5月4週号】

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 【島根支局】父親の後を継ぎ、約60箱の巣箱で養蜂業を営む大田市の宇谷彰訓さん(53)。専業としては小規模経営だが、昨年8月、純粋な蜂蜜をはじめ、蜂蜜を使用したジャム、ワックスやせっけんなどの加工品を取り扱う宇谷養蜂場直売店「はちみつや」をオープンさせ、養蜂業のPRに力を注いでいる。
 同養蜂場では春に三瓶町、夏にかけて長久町や温泉津町にと、季節ごとに花を求めて巣箱を移動。集めた蜂蜜を市内のイベントなどで試食販売するなど、蜂蜜の販促活動にも積極的だ。
 鳥獣害、蜂に害のある農薬の問題はあるが、宇谷さんは「これからも地域と協力して養蜂を続け、おいしい蜂蜜を届けたい」と意欲を見せる。
 大田市で養蜂を営む島根県養蜂協会の森鉄夫会長(74)は「養蜂家が高齢化により減る中、久しぶりの若い仲間。養蜂協会の事務局をしてもらっていますが、経験を積んで今後に生かしてもらいたいですね」と期待する。


〈写真:「巣箱により蜜の量や味が全く違います」と宇谷さん〉