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酪農/飼養衛生管理にHACCP導入 乳房炎が減少 ―― 石川県白山市・宮野秀一さん(13面・営農技術)【2015年5月4週号】

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体細胞数は15万個以下で推移
 乳用牛72頭を飼養する石川県白山市内方新保町の宮野秀一さん(57)は、飼養衛生管理にHACCP(危害分析・重要管理点)の手法を徹底導入する。乳房炎の発症が減り、バルク乳の体細胞数が1ミリリットル当たり15万個以下に減るなど経営改善につなげている。飼料など飼育に必要な資材の導入や搾乳作業などの全工程で危害要因を分析。バルクタンク乳温の確認など三つの重要管理点を決めて励行し、記帳する。家畜保健衛生所など10人で毎月会合を開き、改善点などを意見交換する。昨年5月には、乳用牛で5例目の「農場HACCP認証」を取得した。

(13面・営農技術)

〈写真:飼養衛生管理などについて菅野技師(右)と検討する宮野さん夫妻〉