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サトイモ・行政や生産者がスクラム ―― 知名度向上へ積極的にPR【大分支局・2015年5月3週号】

150520_09.jpg 【大分支局】県内最大のサトイモ産地である豊後大野市では、行政や生産者が優良品種への更新など品質向上と生産拡大に力を入れる。同市のサトイモは「里丸くん」の名称で販売され、地域を挙げてブランド化を推進している。
 同市では消費拡大とブランド化に向けPRにも力を入れる。市内産のサトイモを「里丸くん」の名称で販売。市場やイベントでの試食宣伝などを通じて知名度アップを図る。また、「里丸くん」のホームページを開設し、料理レシピ、保存方法の他、サトイモの歴史などを紹介する。JAおおいた豊後大野水田さといも生産振興部会長を務める甲斐文義さん(64)は、「総販売高が3億円を超えるときもありました。若い人たちにサトイモ生産に興味を持ってもらい、後継者育成にもつなげたい」と期待を寄せる。
 「丸芋率が高まり、品質の向上と価格も安定している」(同市農業振興課)と取り組みの成果も出ていることから、生産者と関係機関が一体となったサトイモのブランド化は引き続き進められる。


〈写真:種芋の収穫作業(今年4月)〉