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早生・小粒品種「すずおとめ」/排水対策を徹底 異なる品種で作業分散 ―― 福岡県筑前町・栗田営農生産組合(9面・営農技術)【2015年5月3週号】

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平年反収250キロを実現 高畝と明・暗渠敷設
 「いかに大豆収穫を早く終え、麦の播種を間に合わせるかが大事」と栗田営農生産組合の桑野光雄顧問(69)は力を込める。福岡県筑前町の圃場91ヘクタールで、水稲、小麦、大豆、大麦をブロックローテーションし、農地利用率180%を達成する。生産組合のオペレーター約15人が一斉に播種・収穫する大豆は、「フクユタカ」(11ヘクタール)と納豆用小粒早生品種「すずおとめ」(22ヘクタール)。収穫期の違いから作業労力が分散でき、適期作業に努める。弾丸暗渠(あんきょ)などによる排水対策の徹底で、豊作年の10アール当たり収量は、フクユタカとすずおとめでそれぞれ約320キロ、約280キロと高収量を確保する。

(9面・営農技術)

〈写真:生産組合のコンバインを背に並ぶメンバー〉