林芳正農相は12日、政府の産業競争力会議の会合で、新たに2025年までに飼料用米の生産コストを13年比で5割程度低減するとの達成すべき成果目標(KPI)を設定する方針を明らかにした。年央に改訂する政府の「日本再興戦略」に盛り込む。 3月末に閣議決定した食料・農業・農村基本計画で掲げた、飼料用米の10アール当たり収量5割向上と、担い手の米生産コスト4割低減により実現を目指す。基本計画では、多収性専用品種の開発・導入や新たな栽培技術の実証、施設の再編整備、流通の合理化などを進める方針を掲げている。
(2面・総合)