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チューブバッグサイレージ使用 ―― 良質飼料供生産へ【鳥取支局・2015年5月2週号】

150506_09.jpg 【鳥取支局】大山ビューコントラクター組合(眞山秀樹組合長=63歳、14戸)は、鳥取県で唯一、チューブバッグサイロでサイレージ(発酵飼料)調製をしている。青刈りトウモロコシ130ヘクタールを刈り取り、バンカーサイロなどを併用。良質な自給飼料供給を目指す。
 同組合は琴浦町・大山町の酪農家が自ら飼料を確保するため、2003年に結成した。北海道などで実績のあった、チューブバッグに専用機械で飼料を高圧縮して詰め込む方式に着目。作業効率の向上と良好な発酵を目指し14年1月に導入した。眞山組合長は、「先進地視察などで知識を深めたい」と話す。
 同組合の川本潤一郎さん(琴浦町三保)は「バンカーサイロでは飼料をトラクターで踏んでしまい使えない部分が発生していましたが、チューブバッグなら大丈夫です。年配の方でも作業がしやすいのも利点です」と話す。


〈写真:チューブの中に圧縮充填(じゅうてん)された飼料を紹介する川本さん〉