安倍晋三首相は4月28日、オバマ米大統領と会談し、日米が主導して環太平洋連携協定(TPP)交渉の迅速・成功裏な妥結に取り組むことを再確認した。TPP交渉に伴う日米2国間協議は「大きな進展があったことを歓迎する」と進捗(しんちょく)を強調。日米協議の進展は、TPP交渉妥結への大きな推進力になるとの認識で一致した。
会談後に発出された日米共同声明では、「(日米は)TPPの二大経済大国として過去の貿易協定の中で最も高い水準の協定をまとめる」と意欲を表明。TPPは雇用創出と賃金上昇に寄与し地域の平和と安定に寄与するとし、TPPを通じて日米両国とアジア太平洋地域の経済成長と繁栄をけん引すると強調した。
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