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トマト「ソバージュ栽培」アーチ状のネットに這わす 放任管理で反収10トン超(9面・営農技術)【2015年5月1週号】

150501_05.jpg ミニトマトや中玉トマトを土耕栽培し、管理労力を極力省いて多収が見込める「ソバージュ栽培」が注目されている。アーチ型に支柱を立てて、生育初期だけ主枝の誘引と脇芽かきを行い、アーチ面状に広げたキュウリネットに這(は)わせる仕立て法だ。裂果しにくい品種を選ぶ。栽植密度を慣行の主枝1本仕立ての4分の1に減らし、株を大きく育てる。脇芽にも結実するため着果数を確保し、10アール当たり収量は慣行比2〜3倍の10トンを超える。明治大学の元木悟准教授や岩手県農業研究センターなどの研究チームでは、最適品種の検討や加工品開発も進めている。

(9面・営農技術)

〈写真:ソバージュ栽培と元木准教授。アーチの内と外から収穫可能だ〉