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野菜/品薄で卸売価格上昇 今後の変動に注意を(4面・流通)【2015年5月1週号】

 野菜の卸売価格が大きく上昇している。多雨や日照不足など春先の天候不順による生育遅延で出荷量が減ったのが主な原因だ。ホウレンソウとジャガイモでは3月下旬の、ピーマンでは4月上旬の関東ブロック平均販売価額が、例年の1.5倍以上となった。市場関係者は、野菜の生育盛期を迎える産地で今後、天候が回復すれば出荷量は戻ると見込む。気象庁は1カ月予報で、これまでの天候推移と一転し、8日ごろまで気温がかなり高くなるとして注意を呼びかける。出荷量が増えると価格の下げ圧力が一気に強まる可能性もあり、青果物価格の変動は予断を許さない状況と言えそうだ。

(4面・流通)