「農業で安定して利益が出るモデルを作り、地域を盛り上げていきたい」と話すのは、岡山大学法学部4年の梶岡洋佑さん(22)だ。農業の可能性を追求しようと、株式会社いぶき(岡山市北区)を設立。瀬戸内市の農家から野菜を買い取り、幼稚園で販売する。県内の若手農業者グループと連携し、今夏からは大学生に呼び掛けて援農ボランティア事業を始める計画だ。持ち前の行動力で農家と消費者、若者たちとの接点を広げ、地域に新しい風を起こしている。
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〈写真:ブロッコリーを収穫する梶岡さん(右)と秋田さん(中)、下見さん〉