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餌にカボチャ与えた黒豚 ―― 肉質の良さに常連客【宮崎支局・2015年4月4週号】

150422_14.jpg 【宮崎支局】都城市太郎坊町で養豚を営む清藤智行(せいとうともゆき)さん(37)・奈々子さん(36)夫妻(水稲135アール・母豚100頭)。2013年8月から自家農場で育てた黒豚の精肉販売を始め、その味の良さが口コミで広がり、少しずつ常連客が増えている。
 清藤さんの黒豚の特徴は餌にカボチャを与えていること。カボチャの甘味で豚肉の脂が甘くなったという。現在、カボチャ(25アール)を無農薬で栽培し、餌として与えている。
 直売所で清藤黒豚「豚ぷきん」として販売。店頭販売は奈々子さんが担当する。「農場にいた経験を生かして、お客さんからの質問にも答えています」と話す。
 昨年10月から、消費者の要望で総菜も販売。おふくろの味をコンセプトに、何度も試作を重ねた末に完成させた。
 「店の規模をもう少し大きくしたいという思いがあります。しかし、今はあくまでも農場が経営の基本です。そこを忘れることなく、知名度をあげていければ」と清藤さん夫妻は今後を見据える。


〈写真:メンチカツなどの総菜の売れ行きも好調〉