農林水産省は15日、2013年に前年と同数の350件の農作業死亡事故が発生したと発表した。65歳以上が272件と78%を占め、依然として高齢者の事故が多い。同省は、5月末まで実施する農作業安全確認運動で調査結果を活用し、関係機関と協力して一層の農作業事故防止に取り組むとしている。
事故区分別では農業機械作業による事故が228件(65.1%)と過半を占めた。内訳は「乗用型トラクター」が111件で全体の31.7%となり、「農用運搬車」(33件、9.4%)、「歩行型トラクター」(21件、6%)と続く。
(2面・総合)