ダイコンを年間延べ63ヘクタールなど大規模で経営する鹿児島県大崎町横瀬の有限会社大崎農園は、圃場ごとの収量や品質、労働時間などをデータ管理し効率的な経営と収益確保に活用する。中山清隆専務取締役(44)は「大規模経営では、自分たちがどれだけ安定した品質で各野菜を出荷できるのか、能力を正確に知ることが必要」と話す。安定出荷のために数値だけでなく、気象変化などを踏まえ圃場の見回りや試しびきなどで常に生育を確認し、作業計画や出荷量を見直す。直接契約する販売先などから信頼を得て、年間売り上げ4億円を実現している。
(13面・営農技術)
〈写真:収穫は計画に沿って10人前後で一斉に行う。運転、コンテナ詰め、マルチ除去など分担する〉