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野菜やハーブの乾燥食品 ―― 手軽さが受け販路拡大【新潟支局・2015年4月3週号】

150415_10.jpg 【新潟支局】切り干し大根やニンジンにキノコやハーブ類まで、30種類以上の乾燥食品を製造販売する長岡市岩田の農業生産法人(株)「たべたがり」(小林薫代表取締役=43歳)。
 お湯で戻すだけの簡単食材として、県内のスーパーの他、ネットや百貨店など、首都圏で販路を拡大している。
 主原料の野菜は自社耕地で栽培。小林代表は「山間部の限られた土地なので、大量生産できない分、農薬や添加物を使わずに品質と安全性で勝負しています」と話す。
 商品は、乾燥させることで価格が安定し、生鮮品との差別化が図られている。
 少量ずつ使え、生ごみも出ないことから、人数の少ない都市部の家庭で「使いやすい」と好評だ。複数の野菜が入ったカレーの具やみそ汁の具シリーズも人気が高い。
 「普段から食べてもらえ、手頃だから家庭に備えてもらえるものにしたいです」と小林代表は力強く話す。


〈写真:(株)たべたがりが手掛ける乾燥野菜〉