農家など330人が出荷する山口県田布施町中央南の農産物直売所「田布施地域交流館」では、設立から13年連続で売り上げを伸ばし、2014年度は3億7千万円を売り上げた。協同組合田布施地域交流館が運営する。町内産だけを扱い、定年帰農者でも、うまく野菜が作れるよう勉強会を開き、品ぞろえの充実と品質向上を図る。栽培履歴を確認したものに限り、販売できるシステムを構築したほか、抜き打ちの残留農薬検査も毎月行う。硝酸塩含有量の少ない野菜栽培も推進し、高品質で安心感を生む取り組みが支持され、連日にぎわいをみせている。
(8面・流通)
〈写真:売り物を手に守田さん。全ての青果物や穀物に安全・安心シールを貼っている〉