【広島支局】東広島市西条町の農事組合法人かみみなが(水稲24ヘクタール、野菜1ヘクタール、構成員67人)では、自分たちが栽培した「ヒノヒカリ」の米粉を使った「おこめん」を販売している。もちもちした食感が好評で、中元など贈答用に、県外の発送先からの注文も多い。
同法人の吉郷陸彌〈よしごうりくや〉代表理事(72)は、「お中元やお歳暮で地元のものを贈れたら」と、おこめん「うどん」「しょうゆラーメン」「冷麺(夏季限定)」を商品化。製麺とスープは外注するが、米粉の配合やスープに広島レモンを使用するなど改良を重ねる。
麦アレルギーの人からも注文があり、地元の直売所で販売を始めた昨年は、年間4千食を売り上げた。吉郷代表は「地域をPRし、地域の活性化につなげたい」と話す。
〈写真:商品を手に吉郷代表(右)と事務員の木本淳子さん〉