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短角牛 真っ白な子牛が誕生 ―― 愛される存在に【岩手支局・2015年4月1週号】

150401_13.jpg 【岩手支局】久慈市山形町の下舘進さん(46)が飼育する短角牛から全身の毛が白い子牛が生まれ、地域で話題になっている。
 短角牛とは、在来種「南部牛」と外来種「ショートホーン」を交配した「日本短角種」のことで、一般的に毛は茶褐色になり、白一色は珍しいとされる。
 子牛の名前は「白龍」で今年1月半ばに体重約40キロで生まれ、現在、約70キロにまで成長。進さんの父、竹蔵さん(74)は「成育は順調で、将来的には体重約1トンになるのではないかと思う。来年、地元平庭で行われる全国闘牛サミットで披露したいな」と希望に笑みがこぼれる。
 進さんが飼育する闘牛は15頭で、大きいものは1トンを超え、迫力ある姿に圧倒される。白い子牛を見に青森県や花巻市から訪れる人もいて、進さんは「今後、地元のイベントの目玉になり、たくさんの方々に足を運んでもらいたい」と展望を話す。


〈写真:「人懐こい性格」と竹蔵さん〉