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「乳用牛ベストパフォーマンス実現会議」報告概要(2面・総合)【2015年4月1週号】

150401_08+09.jpg 農林水産省は3月25日、乳用牛の生産性を最大限発揮させる管理の改善ポイントを情報発信しようとセミナーを開催。行政担当者や飼料メーカー担当者など約100人が参加した。専門家を集めて設置した「乳用牛ベストパフォーマンス実現会議」でまとめた高秘乳牛の飼養管理や後継牛確保の対応策が報告された。概要を紹介する。


「第一胃発酵の健全化を意識した高泌乳牛の飼養管理」
畜産・飼料調査所「御影庵」主宰 阿部亮氏

 粗飼料と濃厚飼料の採食バランスが崩れると正常な第一胃発酵ができず、繁殖成績の低下にもつながる。粗飼料の適切な給与と採食量の確保で健全な第一胃発酵を促すことが重要だ。


「キャッシュフローを意識した後継牛確保」
全国酪農業協同組合連合会購買部 酪農生産指導室 丹戸靖氏

 乳用牛飼養頭数の推移をみると、育成牛頭数の減少はないものの、経産牛が5年間で10万頭も減少している。経産牛の更新早期化が要因だ。

(2面・総合)

〈写真上:阿部氏〉
〈写真下:丹戸氏〉