「トマトに大きさや色の違いがあるようにキュウリにも個性があると知ってもらいたい」と神奈川県平塚市城所で株式会社湘南きゅうり園を経営する吉川貴博さん(30)。市の伝統野菜で果実の下半分が白くなる「相模半白節成」を筆頭に、色や形に特徴のある7種類のキュウリを栽培し、飲食店や八百屋などに販売する。見た目のインパクトや食感の違いが評価され、料理の付け合わせなどで注目を集めている。「栽培技術の向上を図りながら、さまざまな品種を検討しお客さんのニーズに応えたい」と話す。
(3面・暮らし)
〈写真:「品種ごとに栽培技術を高めていきたい」と吉川さん〉