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新たな酪肉近 収益性向上と生産基盤強化へ(2面・総合)【2015年4月2週号】

「人」「牛」「飼料」の施策を展開
 農林水産省は3月31日、10年先を見通した酪農・畜産施策の指針とする新たな「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」(酪肉近)を策定した。地域の関係者でつくる畜産クラスターを柱に「人」「牛」「飼料」に着目した施策を展開し、地域全体での収益性向上と生産基盤の強化を図る。2025年度の生乳と牛肉の生産数量目標は、現状を上回る水準に設定。飼料自給率は14ポイントの上積みとなる40%の達成を目指す。酪農・畜産は耕畜連携による資源循環や飼料用米の利用拡大、放牧による獣害対策や農村景観の構築など地域や営農の持続性確保に欠かせない。基本方針で掲げた目標達成に向け施策の具体化と着実な実行が求められる。

(2面・総合)