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「山田錦」でポン菓子 ―― 実演販売の歓声に喜び【兵庫支局・2015年3月4週号】

150325_10.jpg 【兵庫支局】酒造好適米「山田錦」を使ったポン菓子を、直売所やイベントで実演販売するのは小野市の石井美里さん(34)。ファッション関係やアクセサリーのデザイナーとして働いた経歴を持ち、いろいろな経験を生かして、魅力的な包装で販売する。
 農家に生まれた石井さんは、祖父の死や東日本大震災をきっかけに、祖父母や両親が続けてきた農業を絶やしてはいけないと思い、就農を決意。現在、アスパラガス10アールと黒大豆33アール、野菜7アールを栽培する。
 石井さんが販売するポン菓子は、両親が栽培する山田錦を年間約1.2トン仕入れて加工する。「ポン菓子の実演販売時に、機械からの爆発音後、一呼吸おいてから湧き上がるお客さんの歓声がうれしい」と話す。
 13年度には「小野うまいもんブランド」に認定された。石井さんは「今後は山田錦を使う酒蔵でポン菓子を実演販売したい。大吟醸酒に合うポン菓子や超高級贈答用ポン菓子も作りたい」と話している。


〈写真:ポン菓子を手に石井さん〉