ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

乳牛のMPTと飼料診断 一日で改善点検討まで実施 ―― 愛知県・NOSAI愛知(5面・NOSAI)【2015年3月4週号】

150325_05.jpg NOSAI愛知(愛知県農業共済組合、白井良始組合長)では、酪農経営の乳量・乳質の向上や事故低減につなげようと血液検査を基にした「代謝プロファイルテスト(MPT)」と「飼料給与診断」による牛の健康診断を実施している。東部家畜診療所の外山晴久獣医師(40)が県全域を担当し、ホルスタインを模した白地に黒の検診車で農家に出向く。午前中に牛の状態をみて採血し、午後には血液の診断結果などを基に課題や改善点などを農家とともに検討する。


客観的に状態把握 情報収集の機会に
 「健康診断は、牛の状態を客観的に知る機会となっている。全国平均との比較や情報収集ができるのもありがたい」と、豊川市三上町北中島で経産牛106頭、子牛20頭を飼養する辻村典久さん(58)は話す。配合飼料の切り替えを前に、牛の状態を把握したいと健康診断を依頼した。

(5面・NOSAI)

〈写真:パソコンを使って診断結果を辻村さん(右)に伝える外山獣医師〉