熊本県嘉島町大島地区の6集落の農地を管理する大島営農組合は、水稲168ヘクタール、小麦260ヘクタール、大豆117ヘクタールを栽培する。小麦は「ミナミノカオリ」がメーンで、2014年産の10アール当たり収量442キロ(県平均333キロ)、全量1等を達成した。ブロックローテーションと機械利用で収穫などの省力化を図る一方、麦踏みと中耕・土入れは、組合員が所有する管理機などで適期に一斉作業する。収益は、個人ごとの収量と品質に応じて分配する仕組みとし、収量と品質の向上につながる丁寧な管理を実現している。
(13面・営農技術)
〈写真:麦の生育を確認する佐藤さん(左)と島田参事〉