「天候は先が全く読めない。霜の発生時期が少しずれるだけで甚大な被害につながる可能性がある」と2015年産から茶共済に加入した静岡市葵区内牧の杉本晴一さん(70)は話す。茶共済の災害収入共済方式では、15年産から生産した生葉を荒茶まで加工し、JAなどにほぼ全量を出荷する「自園自製農家」を加入対象に含める事務取扱要領の改正が行われた。加入対象者の最も多いNOSAI静岡県中部(静岡県中部農業共済組合、榎本秀一組合長)は、JAや静岡市と協力して推進し、加入者は580戸と14年産の260戸から倍増した。
(5面・NOSAI)
〈写真:化粧ナラシをする杉本さん(右)と三村さん〉