【秋田支局】横手市十文字町十五野新田の齊藤ともえさん(26)は、両親と共に農業に従事し、自身はスイカ60アールと、ビニールハウス13棟で食用ギクの栽培に取り組んでいる。
農事組合法人を経営する父・龍平さん(55)の元で勉強しながら、就農して6年目。専業農家に生まれ、親の手伝いをするうちに自然に農業へ興味を持っていった。「最近農業をする若手女性が増えてきたことで、とても刺激になる」と話し、県内で開催される研修にも積極的に参加する。
ともえさんが特に力を入れるのは、食用ギクの栽培。年に1度、スーパーの店頭で実演販売することもある。「お客さんの反応がじかにわかるので参考になる」と意欲的だ。
「困ったときは両親や法人の皆さんに相談している。周りに先輩方がいることは心強い」と感謝する。
「今年からは直売にも挑戦する予定で、今から楽しみ」と目を輝かす。
〈写真:カキ菜について龍平さん(左)に教わるともえさん〉