「焼き芋を通じて福島県の農業の復興につながれば」と話す福島県伊達市保原町の佐藤博章さん(34)。水稲やモモなどを生産する傍ら、「IMO(イモ) JAPAN」と名乗り、イベントなど依頼に応じて特別仕様の焼き芋カーで焼き芋やジャガバターを届けている。東日本大震災の福島第1原発事故に伴う風評被害などで農産物の売り上げが落ち込んだ。そんなときに食べて応援してくれる人たちに励まされ、復興支援を訴えて焼き芋カーで日本を縦断し農業を続ける決意を固めた。縁と絆づくりの活動として取り組みを続けている。
(3面・暮らし)
〈写真:シルクスイートを使った焼き芋は甘くてトロトロしていると好評だ〉