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イチジクの加工品 ―― おいしさを多くの人へ【岡山支局・2015年3月1週号】

150304_17.jpg 【岡山支局】JA岡山東の備前市いちじく部会(18人、2.25ヘクタール)は、1988年の結成以来、特産品として西洋イチジク「桝井(います)ドーフィン」を生産している。代表の楢崎延さん(74)は「生果のイチジクは日持ちしないので地産地消になりますが、加工品なら遠方の方にも味わっていただけるので、開発に力を注いでいます」と意欲的だ。
 商品化を担うJA岡山東備前加工グループ(小林侚子代表、7人)の有道美保子さん(56)は、「果実本来の味と香りを生かした商品作りを心がけています」と話す。
 イチジクはペクチンが多いため加熱すると固まりやすいが、「コンフィチュール」は理想的な滑らかさを追求し、一般的なジャムに比べ柔らかい食感に仕上げている。また、イチジク果肉のペーストに自家製味噌(みそ)を練り合わせた「味噌ディップ」は野菜や肉に合わせるだけでなく、トーストに塗っても美味という。


〈写真:イチジクの加工品〉