【新潟支局】ハウス3棟(450坪)で主にイチゴ「越後姫」を栽培する、笠井農園(佐渡市羽茂亀脇)の笠井一正さん(70)は、自分で作ったイチゴや地元産の果物を使ったフルーツソースを製造・販売している。
フルーツソースは、規格外品のイチゴを有効活用できないかと考え、7年ほど前から作り始めた。「5月以降のイチゴは、粒は小さいが糖度は高く、色も良いためソース作りに最適です」と笠井さんは自信を見せる。
笠井さんのイチゴソースは、粒がまるごと入っているのが特徴だ。煮詰め過ぎるとイチゴが崩れ、ジャム状になってしまう。そのため、粒をつぶさないように細心の注意を払っている。
現在、イチゴ、イチジク、西洋ナシ、ブルーベリーの4種類が島内の直売所やスーパーで販売。消費者からは「素材そのものの味と食感が味わえ、甘味と酸味のバランスが絶妙」と好評だ。
〈写真:ハウスで商品を手に笠井さん〉