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ハウス軟白ネギ ―― より白く、より長く【福島支局・2015年2月4週号】

150225_07+08.jpg 【福島支局】ハウス5アールで長ネギを栽培する会津美里町桧ノ目の「農業生産法人有限会社グリーンサービス」では、土寄せの代わりに遮光フィルムで葉鞘(ようしょう)部を被覆する技術を導入。「歯ざわりと食感が良く、葉の部分も軟らかいです」と同社の新國(にっくに)文仁さん(38)は話している。
 ハウス栽培の軟白ネギは1月から3月上旬ごろが収穫時期となる。
 定植時(6月上旬)の注意として「ネギがまっすぐ伸びるように」植えることを挙げる。
 遮光のために張る白マルチは、ネギの成長に合わせて張る位置(高さ)を上げていく。マルチ遮光では、白い部分が長く、軟らかいという。
 新國さんは、「ネギにストレスを与えないようにこまめに管理したことで、今年は、白い部分が例年より約5センチ長く成長しています。市場でも高い評価をいただいており、手間はかかりますが今後もしっかり管理して生産していきたい」と意欲を話す。


〈写真上:ハウスでネギを収穫する新國さん〉
〈写真下:箱詰めするメンバー〉