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園地に出向き剪定枝破砕 果樹農家の負担を低減 ―― 福島県・NOSAIいわき(5面・NOSAI)【2015年2月4週号】

150225_06.jpg 福島県のNOSAIいわき(いわき市農業共済組合、木田傳右エ門組合長)は、果樹共済に加入する農家の園地に職員が出向き、剪定(せんてい)枝の破砕処理作業を実施している。剪定枝の破砕機2台を所有し、10アール当たり千円の負担でサービスを利用できる。2013年度は33戸、899アールの依頼を受け、12月から翌年4月までに延べ32日、96人が出動した。ナシ産地の高齢化が進む中、安価に剪定枝を処理して土作りに活用できると、農家から喜ばれている。


 「破砕機は高く、冬しか使わないので個人で買うのは難しい。燃料代程度の出費でNOSAIで作業してくれ、非常に助かっている」と、いわき市小川町柴原の長谷川章さん(66)は話す。ナシ1ヘクタールを栽培し、損害評価会委員の果樹部会長を務める。園地20㌃の作業依頼に、NOSAIいわき総務課の海野博昭課長、事業第二課家畜・農機具係の蛭田雄気主事、事業第二課建物・農機具係の滝彩美主事の3人が出向いた。

(5面・NOSAI)

〈写真:剪定枝を滝主事(中)から受け取り、破砕機に入れる蛭田主事(左)。長谷川さんは剪定枝を近くまで運ぶ〉