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園芸用弾性ポールを支柱の代替に 低コストの電気柵 ―― 宮崎県鳥獣被害対策支援センター(12面・資材)【2015年2月4週号】

150225_03+04.jpg 「広い面積に電気柵を設定する場合、柵線を支える支柱のコストが意外にかさむ」と、宮崎県鳥獣被害対策支援センター(美郷町西郷田代)の山本進也主査は指摘する。一般的な電気柵の支柱に代えて、園芸用弾性ポールを用いる低コスト電気柵の普及に力を入れる。農研機構・近畿中国四国農業研究センターの井上雅央(まさてる)氏が考案した。弾性ポール2本をX字型に結束バンドで縛って設置し、柵線をはわせる。非金属製の弾性ポールは1本100円以下で市販され、絶縁用の"がいし"も必要なく、資材のコストを大幅に抑えられる。複雑な地形に合わせて支柱を増やしても費用がかさまないなどのメリットを紹介し、導入を呼びかけている。

(12面・資材)

〈写真:弾性ポールを設置する山本主査。X字型に設置した弾性ポールの交点と、ポールと柵線の交点をそれぞれ結束バンドで結ぶ〉