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「柚子べし」開発 ―― 加工用ユズに付加価値【高知支局・2015年2月3週号】

150218_11.jpg 【高知支局】三原村の三原村農業公社では、表面が傷つくなどした加工用ユズを利用して新たに商品を開発している。
 同公社は、奈良県や和歌山県などで作られてきた柚餅子(ゆべし)に注目。柚餅子とは果肉をくりぬいたユズにみそやクルミなどを詰めて蒸し、寒風で数カ月乾燥させたもの。
 同村産の柚餅子は餅ではなく本来の意味の「柚子(ゆう)べし」と名付けて中身は地元の米みそ、宗田節などを詰めている。
 同公社の渡邉敬一営業統括本部長は「現在1500個ほど乾燥中です。県内の蔵元と協力して地酒とのセット販売なども考えています」と話す。


〈写真:乾燥中の柚子べしと渡邉営業統括本部長〉