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良食味や端境期収穫に在来種を活用 年間80種の野菜生産 ―― 兵庫県市川町・牛尾武博さん(9面・営農技術)【2015年2月3週号】

150218_03.jpg芋類含め30種を自家採種 良品選び原種の形質保つ
 年間80種類の野菜を90アールで有機栽培し、セットにして直販する兵庫県市川町上牛尾の牛尾武博さん(66)。セット内容の充実を図り、良食味や端境期に収穫できる在来種など30種類を自家採種している。交雑しやすいアブラナ科などは、病気がなく形が良いものを選んで500メートル以上離れた採種用圃場に植え替え、寒冷紗(かんれいしゃ)で交雑と鳥の食害を防ぐ。種は、瓶などに詰めて冷蔵保存する。冬季の看板商品である「マチコネギ」は、入手した在来種の自家採種を約30年続け、原種の良い形質を保ってきた。

(9面・営農技術)

〈写真:マチコネギを収穫する武博さん〉