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養蚕の伝統カフェでつなぐ 養蚕から糸作り・紬の手織りまで行う ―― 鹿児島県指宿市・上原照美さん(3面・暮らし)【2015年2月3週号】

150218_01.jpg 「使う人が限られる紬(つむぎ)と違い、料理なら幅広い人に養蚕を知ってもらえる」と笑顔を見せる鹿児島県指宿市東方の上原照美さん(48)。料理を通じて養蚕に興味を持つ人を増やしたいと「養蚕農家カフェ桑の実」を開店した。地域の伝統料理を取り入れた月替わりのランチ「おかいこ御膳」には、シルクパウダーや桑の実、桑の葉を使う。ランチの後に体験できる繭玉からの絹糸取りも人気だ。夫の達也さん(48)は併設する工房で、養蚕から糸作り、紬の手織りまでを一貫して手がける。桑畑に囲まれたカフェでゆったりとした時間を提供している。

(3面・暮らし)

〈写真:「料理には加工品を使わず手間を掛けるので、多くは作れません」と照美さん〉